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大嶋さんのユーモアワークショップ 第350回

大嶋友秀さんを迎えてのユーモアワークショップ始まりました。

自己紹介から度肝抜かれました。

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何の数字か分かりますか?
上段は左からトーストマスターズクラブ入会した年(1992年)、在籍期間28年、アクティブに活動してた期間25年。 中段は左からコンテスト出場回数(68回)、入賞回数(60回)、優勝回数(34回)。
下段は左からファイナリスト出場回数(27回)、全国優勝回数(10回)、ワークショップをやった回数(84回)。

どうですか…今日の講師の凄さがたったこの3行に集約されています。

ユーモアについて、為になるお話をいっぱい聞くことができました。

  • ユーモアスピーチとは、伝えたいメッセージをより伝えるためのもの。ジョークやギャクは笑わせるためのもので、目的が異なる1
  • ユーモアスピーチは、ネガティブなものを「ひねり」、「くすり」、「かたり」でポジティブに解釈したもの。ひ(飛躍)、ね(ねじる、視点を変える)、り(屁理屈)、く(反復)、す(構成がすっきり)、り(リアル)、か(型)、た(たった一つのメッセージ)、り(利益、あなたにお得!という視点)
  • ユーモアスピーチは楽しませるもので、笑いを目的とするものではない。

上記を踏まえたうえで、まずは肩慣らしで、失敗談を肯定的に解釈する自己紹介のスピーチを隣の席の人と行いました。
そして、次にユーモアを意識して、以下三つのお題によるテーブルトピックスを行いました。更に今回は、前の方が語った内容をホップステップジャンプとよりステップアップさせた形で展開させるという変則的なルールで行いました。

  • 今年立てた目標は何ですか?トーストマスターズクラブらしくスピーチが上手くなりたいという一番目の方の話を二番目の方がより大袈裟に、そして三番目の方は、自分の話に置き換えて喋っていきました。
  • 2020年オリンピックの代表選手になりました。抱負を語って下さい。自転車競技として出場する話が、次には脚力を生かして陸上も、そして最後にはメンタルカウンセラーの特技を生かして、他の日本選手にも金メダルを取らせて、メダル獲得数一位になります、と綺麗に三段跳びに成功しました。

  • 10年後の2029年には何をしていますか?スペインのセビリアに行って、シェリー酒を飲みたい、という話が、豪華客船で、次にシェリー酒の販売で時価総額世界一の会社を建てて、ラストは、冗談抜きで本当に農園開いて皆さんを呼んでパーティしたい、となりました。

あっという間の2時間でした。特に印象的だったのは、ユーモアスピーチにおいては嘘が許されると思いがちですが、ユーモアに限らず、スピーチにおいては嘘は許されない2。誇張や脚色するぐらいはともかくとして、作り話をスピーチに入れるというは駄目です、という話でした。

嘘を許すと、スピーチをよくするために、嘘のエピソードを入れるようになる、するとどんどんエスカレートする。そのまま嘘吐きになってしまう、ということでした。凄く納得できるし、脚色が過剰となって、意外とやってしまいがちだな、と思いました。

ユーモアに限った話ではなく、スピーチにたいする理解が深まったそんな有意義なワークショップとなりました。

今期の響クラブもよろしくお願いします。

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【次回例会のご案内】
■第351回 響・新橋・NWB合同例会
日時:月日(火)19:00 – 21:15
場所:生涯学習センターばるーん

ご見学は無料です。メンバー一同でお待ちしております。
見学のお問い合わせはこちらから

★トーストマスターズとは・・・・
スピーチを通してコミュニケーションとリーダーシップを学ぶ非営利の国際教育団体で、全世界135カ国、33万人の会員が参加しています。日本には172のクラブがあり、約4000人の会員が所属しています。
★響トーストマスターズクラブとは・・・・
池袋で活動する日本語のトーストマスターズクラブです。第2・4火曜日に、19時30分から21時15分まで定例のミーティングを行っています。人前で話すことが苦手な方、コミュニケーションスキルを向上させたい方、私たちと一緒に学びませんか?ご見学大歓迎です!お越しをお待ちしております。


  1. ゆえに笑いをとれなかった場合のダメージがジョークや、ギャクより少なくて済む
  2. テーブルトピックなどで架空の質問に答える場合は、話を作るのはOK。

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