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通常例会_第366回

甲子園が終わり、夏の猛暑が過ぎ去った8月27日。熱気あふれる響トーストマスターズの通常例会を行いました。

<今夜の言葉>

『潮時(しおどき)』
夏らしく海から生まれた言葉。前会長Iさんがマイナスの意味ではなく「物事を行なったりやめたりするのに適する時。好機。」であることを説明してくれました。

<テーブルトピックス>


ベテランのKさんがテーブルトピックスマスター。準備スピーチが4本予定でテーブルトピックスに割ける時間が少ない中、手早い進行で5本の即興スピーチを成立させました。時間感覚も、トーストマスターで身につく有用なスキルです。

・一番嫌だった夏の思い出
・一番嫌いな季節
・あなたがユーチューバーならどんな動画をアップするか
・愛することと愛されること、あなたにとってどちらが大事か
・シアトルに行く準備、気持ちを教えてください

私らしくネガティブなお題を出す(笑)との宣言で、ひねった2題からスタート。最後は指名相手に合わせたお題を出してくれました。
ベストはゲストのSさん。あなたがユーチューバーならとのお題に、仲間とのダンストレーニングの話を、裏話を含めてユーモラスに語ってくれました。

<スピーチ>

初めてのスピーチ、3回目のスピーチ、最初のCCマニュアル卒業となる10回目の集大成スピーチ、そしてアドバンスマニュアルスピーチと、それぞれの段階のスピーチが揃い、みながとても力のこもったスピーチをしてくれました。

『私が外国語を勉強する理由』
Bさんの響での初めてのスピーチ。他に所属するクラブでスピーチ経験があるのだと思いますが、自分の言葉で堂々と話す姿が印象的でした。ジャック・マーを真似てニックネームを付け、外国語を学びコミュニケーション力を高め、一人ではできないことを仲間と成し遂げたいとの話から、志の高さを強く感じました。

『会社って素晴らしい』
2年間の自営業生活から会社員生活に戻ったKさんが、離れたからこそ分かる会社員の良さを語ってくれました。実体験をもとにした話はとても説得力があります。優しい声色がスピーチ全体を温かく包むところにKさんの強みがあるなぁ。それぞれの持ち味がよく見えるのが、スピーチの面白いところです。

『なぜ若者は選挙に行かないのか』
SさんのCCマニュアル卒業スピーチ。CC#10は時間が長く、みな渾身に一作を披露するため期待が高まりますが、Sさんは聞き手の高い期待を軽々と超える至極のスピーチを披露してくれました。スピーチ目標「聴き手を鼓舞する」を成立させつつ、ユーモアをど真ん中に据えた内容に驚き、響クラブとしてこれだけのスピーカーを育てられたことを嬉しく感じさせるCCマニュアル卒業スピーチでした。見事ベストも獲得、おめでとう!

『平和な日常を保つひと工夫』
前回私が挑戦したPJ目標「笑わせ続ける」でTさんがスピーチ。一つ前のSさんスピーチでウケたキーワードを使って、ツカミを成功させると、いつも穏やかなTさんが腹の底の本音を出すことで、面白くも奥行きのあるスピーチを展開。メッセージを損なうことなく、難しいPJ目標を完遂しました。

<論評>

力のこもったスピーチに見合った熱意ある論評が続きました。総合論評Iさんの「論評もスピーチ」との言葉に深く納得。Sさんのスピーチを激賞したTさんが見事ベスト論評を獲得しました。

<最後に>

今期のビジョンは『一例会一発見』。それを受けて毎回広報くんの一発見を記載したいと思います。

今回の発見:スピーチを重ねることで、聞き手への意識が高まる。

1回目、3回目、10回目、それ以上と、それぞれのスピーチを聞き比べることで、スピーチ経験が増すにつれ、より聞き手を意識したスピーチになっていくことがよく分かりました。自分の言葉で話す→聞き手に伝わるように話す→聞き手を盛り上げる話をする→聞き手に合わせて話をする。自分も、経験を重ねることで、場の空気への反応を体が覚えていく感じがあります。

今回の例会は、ゲストの方に自分には難しいとの印象を与えてしまったかもしれませんが、トーストの門を叩くのは、多くが人前で話すことに苦手意識を感じている人です。みんな気持ちを奮い立たせて経験を重ね、技術を習得して自信を得て成長していきますので、ご安心ください。

興味のある方は、いつでも見学にいらしてください。
会員一同、心より歓迎します。

※次回以降の例会予定は下部に掲載しています

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